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受託開発を仕事とするエンジニアが掲げなければならない目標はオリジナリティーではありません。
基本は顧客からの依頼を実現することであり、目標となるのは顧客の満足です。
依頼を受けたシステムなどを顧客の依頼に対して忠実に開発することが求められています。
開発を行う際には、プライドの高いエンジニアほど自分の独自性を盛り込んでより良いものを生み出そうと考えてしまいがちです。
しかし、それが必ずしも顧客に求められているものであるとは限りません。
その付加価値を付ける努力をした結果、動作がやや重くなってしまったり、納期が少し長くなってしまったりするよりは、望まれている快適さと少しでも早い納期の方が望まれるのが受託開発の特徴です。

そのため、エンジニアは顧客からのヒアリングを重要視する必要があります。
ヒアリングによってできるだけ具体的に何を求めているのかを聞き出すことが大切です。
その具体性が欠けていると、どのような開発を行えば良いかが明確にできず、顧客の満足する製品を納品するのが難しくなります。
細かな仕様についての打ち合わせが必要になったら、適宜ヒアリングを行うのも重要であり、取捨選択を全て自分で行うというスタンスは持たないことも大切でしょう。
顧客の立場に立って考え、使い勝手などに影響が生じる部分については必ず確認を取って開発を進めていくのが無難です。
それによって、顧客の満足度の高い製品を開発する目標が達成できるでしょう。